深視力トレーニング




スポンサーリンク






深視力(検査)とは?

深視力は距離感(遠近感)や立体感を得る感覚のことで、奥行知覚(Depth Perception)ともいいます。

深視力検査は特定の運転免許(大型自動車や第2種免許など)を取得・更新する際に受ける検査で、検査合格基準は「三桿(さんかん)法の奥行知覚検査器により2.5メートルの距離で3回検査し、 その平均誤差が2センチメートル以下であること。」(警視庁のサイトより)とされています。
この検査に合格できないと当該免許証の交付を受けられず、深視力検査合格が免許取得要件ではない下位免許に格下げされてしまいます。


ページTOPへ


使い方

①スイッチをONにすると真ん中の棒が動きます。

②左右の棒と同じ位置(同じ太さ)になったと思ったところで決定ボタンをクリックしてください。
(パソコンマウスの場合、クリックの判定は押した時ではなく離したときに行われます。)

③左右の棒との差異を判定して乖離率を表示します。
乖離率10%以下を便宜上の合格ラインとし、連続合格の回数をカウントします。一度でも乖離率10%を超えると0回にリセットされます。
(スコアランキングや難易度、ステージクリアなどの設定(ゲーム要素)はありません。)

ページTOPへ


スポンサーリンク


深視力トレーニングについて

わたしたちは目の前に広がる空間を立体的に知覚していますが、人間の網膜に投影されているのは平面的(2次元)な情報であり、その平面的な網膜像から多くの手掛かりを得ることで立体的に知覚することができています。

その際奥行を知覚する手掛かりには、相対的な大きさ(対象物の大きさを知っている場合の比較)や遮蔽関係(遮蔽されている方が奥にある)、きめの勾配(床や天井に模様が広がっている時、遠くにあるほうがきめ細かくなる。)、大気遠近法(遠くにある方が明瞭度が下がる)、線遠近法(平行する線は幅が狭くなるほど遠いと認知され、広くなるほど近いと認知される)など、絵画的手法に見られるような絵でも表現できる手掛かりと、両眼視差や運動視差、輻輳など、相対的な動きや眼球の運動などによるものがあります。

さて、深視力検査に用いられる三桿法の検査器は、黒一色で模様のない棒を用い、床と天井は隠され、被験者は対象物の相対的な大きさを知らず(仮に検査機にそれぞれ異なる幅の棒を同じ幅に見える位置関係で配置していたとしても被験者には分からない)、棒の移動は前後のみで、棒の位置によって光の当たり具合などが変化するような作りでもないことから、棒の幅の変化(前述の手掛かりとしては線遠近法)に対する知覚を重視した検査法と言えます。

このアプリのような2Dアニメーションによるトレーニングが深視力の向上に役立つかはわかりませんが、上記のような観点から、現行の深視力検査の対策としては一定の効果があるのではないかと考えています。


また、このアプリではマスクのON/OFFで棒の動作イメージを確認できるようにしました。検査の意味を勘案すると実際に棒がどう動いているのかというイメージを、より明確に持てることが大切なのだと思います。幅の変化をより立体的で連続性のあるイメージとして意識することで、実際の検査でも棒の位置関係を把握しやすくなるのではないかと期待しています。

実際の運転環境で対象物の幅しか認知できないような状況は考え難いので「この検査自体意味がないのでは?」という声もあるようですが、そのくらい限られた情報からでも状況を判断できるくらいでないと免許証を交付しませんという、交通の安全に配慮した、厳しくも社会に優しい制度だと思います。

深視力検査が苦手で何か良い方法はないかとここに辿り着いた皆様、このアプリの効果についての科学的根拠などは一切ございませんが、何かのお役に立てることを切に願っております。検査頑張ってください!(^^)ゝ

ページTOPへ




ご利用にあたっての注意・免責事項

●このアプリケーションの利用による深視力の向上や、深視力検査の合格をお約束するものではありません。
●画面の見過ぎは健康障害を引き起こす可能性もございますのでやりすぎないようにご注意ください。
●ご利用に際してはユーザーが自己責任で利用するものとし、このアプリの利用に起因するいかなる損害についても当方は一切責任を負いません。



ページTOPへ